そもそも独学で本を読んでWEBマーケティングを学べるんだろうか・・・
こんなお悩みありませんか?
WEBマーケティングの本はたくさんあり、結局自分にとってどの本がいいのかなかなか選ぶことができないと思います。
また、WEBマーケティングを仕事にしたいと考えているのであれば、「独学で」しかも「本を読む」だけでWEBマーケティングの仕事に就くことができるのか気になりますよね。
こちらの記事ではそんなお悩みを解決するために、下記のことをお伝えいたします。
- WEBマーケティングを独学(本)で学べるのかどうか
- WEBマーケティングを独学する場合の本の選び方
- 目的別のおすすめ本の紹介
こちらの記事を読むことで、
「自分の目的のためには本での独学があっているのかどうか」
「WEBマーケティングを独学で勉強ための自分に最適な本」
を知ることができます。
WEBマーケティングを本で学ぼうとしている方は、ぜひ読んでみてください。
筆者はこんな人
- 独学でWEBマーケティングを勉強し30歳で未経験WEBマーケターに
- 今は事業会社のコンテンツマーケティング担当(3年目)
- 自社のマーケターの採用面接などもしている
目次
WEBマーケティングを仕事にするなら本での独学だけでは足りない
まず始めに言っておくと、本での独学をするだけではWEBマーケティングを仕事にするためには不十分です。
理由としてはWEBマーケティングは実際に行動を通してしか学べないことがあるからです。
WEBマーケティングの概念や、それぞれの領域での知識を本で身につけたとしても、それだけで実務で結果を出すことができるようにはなりません。
当たり前ですが、フリーランスとして独立したり、会社を立ち上げてWEBマーケティングをする場合、さらに「結果」を出していることが重要です。
ですから、独学でWEBマーケティングを仕事にしたいなら、本を読むだけでは難しいでしょう。
もし、独学でWEBマーケティングを仕事にしようと思ったら、本を読んで得た知識を使って、実際に手を動かして結果を出す必要があります。
しかし、独学の一つの手段として本を選ぶのはおすすめです。
特に次の人には本での独学はおすすめです。
- WEBマーケティング全般の知識を身につけることで、何かしら今の業務に役立てたいと考えている人
- 本で勉強したことを実践しようと思っている人
WEBマーケティングを独学で学ぶ場合に最適な本を選ぶ3ステップ
WEBマーケティングは領域が広く、結局何を学べばいいのか分からないという方も多いです。

具体的なおすすめ本の紹介も後に書きますが、まずは自分がどんな本を選ぶべきかが分かるように、WEBマーケティングを独学する場合の本の選び方を紹介いたします。
最適な本を選ぶための3ステップは下記。
- 目的を決める
- 興味のある領域を選ぶ
- 具体的な本を選ぶ
それぞれ説明していきます。
ステップ1.目的を決める
まず、あなたがWEBマーケティングを学ぶ目的を明確にしましょう。
目的が明確でないと、役に立たない本を選んでしまう可能性が高くなり、本を読む時間が無駄になります。
例えば
- 未経験からWEBマーケティングの仕事に転職したい
- WEBマーケターとして就職したく、SEOの担当として働きたいと思っている
- マーケティングの知識はどんな業務にも役立つと聞いたので、勉強して今の仕事に活かしたい
- WEBマーケターとして仕事についたが、結果が出せないから結果を出したい
など、WEBマーケティングを学ぼうと思った理由は人それぞれ違います。
まずはあなた自身がWEBマーケティングを学ぶ目的を明確にしてください。
ステップ2.興味のある領域を選ぶ
ステップ1で学ぶ目的が明確になったら次にその目的を達成するために学ぶべき領域を決めましょう。
WEBマーケティングの領域を大きく分けると下記の3つです。
- SEO
- 広告運用
- SNS
それぞれ簡単に説明します。
SEO
SEOというのは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」のこと。
基本的にGoogleやYahooなどの検索エンジンで検索されたときに、自分のサイトが上位表示されるように様々な施策をしたり、検索エンジンからサイトに来てくれたユーザーに対して自社のサービスがどうやったらたくさん売れるかを考えて実行したりする領域。
広告運用
広告をかけて、自社のサービスを広めたり、直接購入してもらったりして売上に貢献していく領域。
Google広告、Yahoo広告、Facebook広告、Instagram広告、TikTok広告など、広告が掲載できる媒体がたくさんあるので、最適な広告媒体を選び、なるべく小さな広告費で大きな売上をあげられるように運用していく。
SNS
各種SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を使ってお客さんとコミュニケーションをとったり、商品を広めたりする領域。
Twitter、Instagram、Facebook、TikTok、YouTubeなどが有名なSNS。SNSの特徴やユーザー層の違いをふまえて最適な媒体を選び運用していく。
ステップ3.具体的な本を選ぶ
ステップ2で興味のある領域まで、決めたら次に具体的に読む本を選んでいきましょう。
具体的に次の順番で本を読んでいくのがおすすめです。
- WEBマーケティングの概念や全体像を学ぶ
- 各領域の初心者向けの本を読んで学ぶ
- 領域を絞って実務をしていく想定でより深く学ぶ
- アクセス解析や分析方法を学ぶ
※こちらの記事でそれぞれ具体的な本を紹介していますので、そちらをご覧ください。
WEBマーケティングを仕事にするつもりであれば、①〜④まですべての本を選んで読んでいくのがおすすめです。
今の仕事に活かすために、WEBマーケティングの知識を身につけたいという目的の方は①だけでも十分役に立つでしょう。②までできたら言うことありません!
下記をタップすればそれぞれのおすすめ本を紹介しているところに飛びます。
最初に読むべき!WEBマーケティングの概念や全体像が学べる独学おすすめ本
WEBマーケティングを本で勉強するのであれば、まず最初にWEBマーケティングの概念や全体像を知っておく必要があります。
まずはここで紹介する本から選んで読んでみましょう。
【マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 Webマーケッター瞳の挑戦!】
「マンガでわかるWebマーケティング 改訂版」はWEBマーケターの瞳が、とある企業のコンサルティングを行っていくなかで、様々な問題に出くわしながらもWEBマーケティングの力でプロジェクトを成功に導いていくという話の流れで進んでいきます。
それぞれの章のマンガの後に詳細の解説があり、WEBマーケティングの基礎的なことを事例をもとに学ぶことができます。
マンガ部分だけ読んでも「WEBマーケターがどんなことをしているのか」を理解するができます。また、詳細の解説を読めばWEBマーケティングの基礎的な知識を広く身につけることができます。
- WEBマーケティングの全体像
- PV、UU、CVR、CTR、CPAなどのマーケティングの基礎用語
【コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法】
会計ソフトウェアの会社で働く、宮前と与田。
宮前が商品企画部に転属になり、マーケティングを担当することになる。
宮前は上司である与田にどんどんと提案をするものの、批判される。
その批判の中にアドバイスがあり、それをヒントに宮前は成長していくという話。
宮前が提案するものをマーケティングの知識を交えて批判(アドバイス)をしてくれるので、テンポが良く読みやすい。
それぞれの章のあとにワンポイント解説があり、長さもちょうどいいので、気軽に読むことができる。
マーケティングの概念をマンガを通して学ぶことができる一冊。
- マーケティングの概念
- 基本的なマーケティング理論
【沈黙のWebマーケティング ─Webマーケッター ボーンの逆襲─ アップデート・エディション】
謎のWEBマーケター「ボーン・片桐」とオーダメイド家具を販売しているマツオカを経営する「松岡めぐみ」のやり取りで物語が進んでいく。
マツオカのWEBサイトの検索順位が圏外になってしまったことから、めぐみがボーンにコンサルをお願いする。
「ガイル社」というマツオカを邪魔してくる会社がある中、ボーンがマツオカのHPの問題点を指摘、ヒントを与えつつ改善していく話。
本のボリュームは多いが、会話調で話が進んでいくので読みやすい。
WEBサイトで起こりうる課題とその解決策をセットで会話の中から学ぶことができる。
少しSEOに偏った話が多いが、マーケティングの概念や顧客心理のように本質的なことも学ぶことができる。
- SEOの本質と基礎知識
- WEBマーケティング概念や顧客心理
WEBマーケティングの領域別の独学おすすめ本
WEBマーケティングの領域は広いですが、SEO、WEB広告、SNSに関しては最低限の知識を身につけておくのがおすすめです。
それぞれの領域ごとに初心者向けと実践向けに分けて紹介していますので、あなたの目的に合わせた本を選んで読んでみましょう!
SEOが学べる独学おすすめ本
初心者向けの1冊
【10年使えるSEOの基本】
個人でブログ運営をしている人やSEOの担当になった人の最初の1冊としておすすめな本。
「10年使えるSEOの基本」という名前の通り、SEOで長く使える本質的な知識を学ぶことができる。
SEOのテクニックに関しては基礎的なことしか書かれていないため、テクニックを学びたい人にはおすすめできない。
会話調で話が進んでいくため、初心者にも読みやすい。
- SEOの本質的
- SEOの基礎知識
実践向け
【沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—】
先程紹介した「沈黙のWebマーケティング ─Webマーケッター ボーンの逆襲─」の続編。
WEBマーケター「ボーン・片桐」と両親を無くしたことにより若くして旅館「みやび屋」の女将になった「宮本サツキ」との会話で話は進んでいく。
みやび屋のサイトをボーンがコンサルすることになり、サイトの課題を一つ一つ改善していく。
前作よりも「SEO」に特化した内容になっており、タイトルにも入っているようにSEOの領域で非常に重要な「WEBライティング」を学ぶことができる。
前作同様ボリュームは多いが、会話調なので、スラスラ読むことができる。
- SEOの基礎知識〜実務で使える知識
- WEBライティングの知識
【脱キーワード思考のコンテンツマーケティング】
この本では良くあるコンテンツ作成の方法である「キーワード調査ツールを使って、コンテンツの方向性を決める」をバッサリと切って「間違い」と言っている本。
基本的にGoogleの検索エンジン対策をするのが「SEO」ですが、「Googleが正しいという前提が間違い」と書いてあったり、新しい視点を知ることができます。
要はGoogleに評価されるコンテンツを目指すのではなく、読者を深く理解した上で、読者のためのコンテンツを作るのが重要ということが書かれています。
- コンテンツマーケティングの本質
- 読者を理解するための方法
- 読者のためのコンテンツの作り方
広告が学べる独学おすすめ本
初心者向けの1冊
【予算が見える・効果が上がる ネット広告徹底活用ガイド】
広告の仕組みや各種広告の特徴が網羅的に書いてあるので、この本を読めば広告の基礎的なことは理解できます。
それぞれの広告媒体ごとに使い方やポイント、注意点などが見やすく書かれているので、実務で初めて使う広告媒体などがでてきた場合、読み返して使うといいでしょう。
2016年の本なので、少し情報が古いところがありますが、WEB広告の概要や全体像を把握する分には問題になりません。
- WEB広告の仕組み
- 各種広告媒体の特徴や使い方
実践向け
【ネット広告運用“打ち手”大全 成果にこだわるマーケ&販促 最強の戦略102 】
ネット広告の3名のプロが102個の具体的な広告戦略を紹介してくれている本。
主にリスティング広告(Google広告)、ディスプレイ広告(GDN)、Facebook広告の具体的戦略が紹介されています。
実際に広告を運用していてうまく行っていないときなどは、この本で紹介されている102の広告戦略の中から施策を選び、改善に活かすことができます。
- リスティング広告、ディスプレイ広告、Facebook広告の具体的な戦略
SNSが学べる独学おすすめ本
初心者向けの1冊
【デジタル時代の基礎知識『SNSマーケティング』 第2版 「つながり」と「共感」で利益を生み出す新しいルール】
SNSマーケティングの基礎知識から実務に必要な知識を幅広く学ぶことができる一冊。
初心者向けの1冊と書きましたが、KGIの設定やペルソナ設定、各種SNS媒体の分析方法なども書いてあるので、実務でSNSを担当している人にとっても役に立つ本です。
- SNSマーケティングの基礎知識
- 各種SNS媒体の特徴や分析方法
- アカウント設計のためのペルソナ設定やKGI設定
実践向け
【僕らはSNSでモノを買う】
今、SNS上のコンテンツをもとにモノを買う人が増えている。
そんな中重要になってくるのがユーザー自身が作り出したコンテンツ(例えばTwitterの投稿など)「UGC」だ。
こちらの本では「UGC」を活用して、SNSでモノを売るための知識を学ぶことができる。
- SNSでモノを売るための知識
- UGCを活用する方法
【自由すぎる公式SNS「中の人」が明かす 企業ファンのつくり方】
企業のSNSを担当する人におすすめなのが、この本。
企業アカウントの「中の人」として結果を出している「セガ」「キングジム」「タカラトミー」「タニタ」「東急ハンズ」「井村屋」の中の人がSNS運用についた語ってくれています。
上記の企業がそれぞれの目線で具体例も交えつつSNS運用について書いてくれているので、読んでいて面白いですし、SNS担当者であれば参考になる点がたくさんあります。
- 実際の「中の人」のSNS運用のポイントを事例を交えて知ることができる
- 企業アカウントでファンを増やす方法
アクセス解析や分析方法が学べる独学おすすめ本
【現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書【改訂2版】】
WEBマーケティングの仕事をするにあたって、切っても切り離せないのが「解析や分析」です。
こちらの本では、「自然検索(SEO)、広告、SNS、メールマガジン」など、それぞれの領域ごとで具体的で実践的な分析方法を書いてくれています。
「教科書」とタイトルについているだけのことはあり、幅広い情報を網羅していて、かつ具体的な内容になっています。
WEBマーケティングの仕事をする上では持っておきたい1冊です。
- WEBマーケティングで必要なアクセス解析、分析方法の知識
Kindle Unlimitedなら30日間無料でWEBマーケティングの本を読める
WEBマーケティングを本で勉強しようと思っている人全員におすすめしたいのがAmazonのサービス「Kindle Unlimited」です。
Kindle Unlimitedは月額980円で200万冊以上の本が読み放題のサービスで、無料お試し期間が30日あります。
こちらの記事で紹介したWEBマーケティングの本の中にもKindle Unlimitedで読み放題のものあります。
※2022年1月30日時点での読み放題商品は下記
30日のお試し期間で読むことができれば、下記の本(約10,000円)を無料で読むことができます。
【マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 Webマーケッター瞳の挑戦!】
【コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法】
【予算が見える・効果が上がる ネット広告徹底活用ガイド】
【ネット広告運用“打ち手”大全 成果にこだわるマーケ&販促 最強の戦略102】
【僕らはSNSでモノを買う】
WEBマーケティングの知識は実践をすることで身につく
冒頭にもお話したように、WEBマーケティングは実践することが何よりも重要です。
独学で本を読むことも確かに知識を身につけることはできます。
しかし、本を読むだけではWEBマーケティングの知識を実践に活かすことはできません。
また、WEBマーケティングでは経験しなければ分からないことが多いです。
ですから、本で読んだ知識は必ず実践(アウトプット)するようにしましょう。
個人でも簡単に実践し始められるものとしては下記がおすすめです。
- ブログの運営
- SNSアカウントの運営
- その他アフィリエイトなど
個人でWEBマーケティングを実践していく中で、何かしらの結果を出すことができれば、就職にも有利になります。
WEBマーケターとして会社に就職したり、フリーで独立を考えたりしているという人は、結果を出すことを目標にして実践の中でWEBマーケティングの知識を身につけたら一石二鳥です!
まとめ
WEBマーケティングを仕事にするなら本での独学だけでは足りません。
しかし実践するための知識を本で学ぶのはおすすめです。
WEBマーケティングを独学で学ぶ場合に最適な本を選ぶ3ステップ
- 目的を決める
- 興味のある領域を選ぶ
- 具体的な本を選ぶ
最初に読むべき!WEBマーケティングの概念や全体像が学べる独学おすすめ本
- マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 Webマーケッター瞳の挑戦!
- コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法
- 沈黙のWebマーケティング ─Webマーケッター ボーンの逆襲─ アップデート・エディション
WEBマーケティングの領域別の独学おすすめ本
▶SEO
- 10年使えるSEOの基本
- 沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—
- 脱キーワード思考のコンテンツマーケティング
▶広告運用
- 予算が見える・効果が上がる ネット広告徹底活用ガイド
- ネット広告運用“打ち手”大全 成果にこだわるマーケ&販促 最強の戦略102
▶SNS
- デジタル時代の基礎知識『SNSマーケティング』 第2版 「つながり」と「共感」で利益を生み出す新しいルール
- 僕らはSNSでモノを買う
- 自由すぎる公式SNS「中の人」が明かす 企業ファンのつくり方
▶アクセス解析や分析方法
- 現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書【改訂2版】
WEBマーケティングを本での独学で勉強するなら、【Kindle Unlimited】がおすすめ!